離婚が子供に与える影響

◆ もくじ ◆

子供の立場を考える 離婚後の子供の親権 離婚後の子供の養育費 離婚後の子供の戸籍 離婚後の子供の氏 子供と暮らす住居 児童扶養手当 その他の児童福祉制度 妊娠中の離婚 両親が離婚した私の記憶 子供...

子供の立場を考える

子供が生まれる前なら主に自分たちだけの問題ですが、子供がいるとなると、簡単に離婚をするわけにはいきません。子供に与えられるはずの家庭がなくなってしまうわけですから、慎重に進めていきましょう。

子供にとって、親はいつまでも親です。会いたいと言ったら会わせてあげましょう。たとえ将来再婚したとしても、実父・実母はひとりだけです。がまんさせたり取り上げたりしないよう、子供の意見を尊重しましょう。

離婚するとなると、子供の親権・苗字・養育費などさまざまば難問があります。自分の幸せを見つけることも大切ですが、親としての責任と義務は怠らないようにしましょう。できるなら、家族皆が後悔しない離婚をしたいものですね。

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離婚後の子供の親権

親権者とは、子供に対する責任や義務を持つ人のことです。話し合いで決めるのが一番よいのですが、もめた場合は家庭裁判所に申し立てを行い、調停か裁判で親権者を選びます。

子供の利益・子供の福祉を考え、よい方に親権が委ねられます。親の性格や生活・健康・精神状態・経済状態や、一緒に過ごせる時間、再婚の可能性、不貞当事者かどうかなどが判断基準になります。

ほとんどの場合、母親が親権者になり、父親の割合は二割以下です。幼児の場合は衣食住の世話が必要なため母親に親権がゆだねられます。が、判断のでき年齢の場合は子供に決めさせるようです。
15歳以上の場合は、子供の意思を尊重させなければなりません。

「親権者」以外に「監護者」という立場もあります。親権を二つに分けた場合、子供の責任を持つだけの「親権者」と、一緒に生活して養育する権利がある「監護者」があります。どうしても相手が親権だけはほしいといった場合に、妥協策として行われます。この場合の親権者は、子供を養育する義務も権利もありません。

もし、両親ともが子供の親権者になりたくない場合・・・。大変悲しいことですが、そのときは家庭裁判所に申し出て後見人を選任しましょう。

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離婚後の子供の養育費

親は、子供が成人するまで扶養する義務があります。それが親になった者の責任です。離婚しても、親と子供の関係は変わりません。(これは遺産相続も同じで、両親が別れた後も子供の取り分はあります。)

子供に必要なお金を決めるときは、なるべく書面に残しましょう。不払いが続いたときに、強制執行の手続きが有利に進められます。

最初は養育費を支払っていても、数年で途絶えてしまう例が多いです。再婚や退職など、収入が減るといった理由から起こるものですが、養育費の増額・減額はいつでも見直し可能です。両親で話し合って、子供のために養育費は払い続けましょう。

金額を決めるときは、子供の数や年齢、支払う側の収入額などを考慮に入れますので、先入観や知識で決めず、責任持った金額を長期間払えるように、最初は無理なく設定しましょう。今は児童扶養手当や福祉が発展していますので、それらの事情も含めて話し合えるといいですね。

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離婚後の子供の戸籍

結婚しているときは、家族皆がひとつの戸籍に入っています。離婚したら夫婦の戸籍は分かれますが、子供はそのまま筆頭者の戸籍に残ります。子供の戸籍と苗字は前のままなのです。

たとえば母親が旧姓に戻り、子供と違う戸籍・姓名で不便を感じるときは、変更するために新しい戸籍を作り、子の氏の変更許可申立書を家庭裁判所に提出します。認められれば許可審判書と入籍届けを役所に提出し、変更完了です。

もし、母親が結婚前の旧戸籍に戻ってしまった場合は、自分の子供を同じ戸籍に入れることはできません。戸籍というのは親子関係しか入れませんから、孫と記入する欄がないのです。ですから、子供を自分と同じ戸籍に入れる場合は、新しく戸籍を作る必要があるのです。

祖父母と子供を養子縁組すれば同じ戸籍に入れますが、寡婦ではないので、児童扶養手当の対象外になってしまいますね。

15歳未満の子供は親権者が手続きします。母親が監護者で父親が親権者の場合、親権者が手続きに応じなければ母親の戸籍に移動できません。15歳以上の子供は、本人の意思により変更を申し立てられます。

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離婚後の子供の氏

離婚しても子供の戸籍と苗字は以前のまま、つまり、戸籍の筆頭者である人と同じになります。大半のケースでは夫が筆頭者なので、子供の苗字は夫と同じです。不都合が生じないよう、母親と同じ苗字にする方法は以下の通りです。

離婚後に女性が旧姓に戻すときは子供と違う苗字になってしまうので、「子の氏の変更許可申立書」を申し立てましょう。許可されてから、入籍届と一緒に役所へ提出すれば子供と同じ苗字になります。親権者の同意が必要ですので、親権がなく監護者の場合は、同意を得てから申し立ててください。

女性が離婚前の苗字をそのまま名乗るなら、「離婚の際に称していた氏を称する届」を提出します。すると、結婚当時の苗字をそのまま使うため、子供と同じ苗字になります。この場合も、家庭裁判所に「子の氏の変更許可申立書」の申立てをしてください。なぜかという、と父親の戸籍の苗字のままなので、母親の戸籍の苗字に変更し、戸籍に入れるためです。

どちらにしても、15歳以上なら本人の意思を尊重しましょう。15歳未満なら親権者が手続きをしますが、15歳以上は本人が手続きできるようになっています。子供の苗字を親の都合で変えてはいけません。よく理解させ、自分で苗字について考えさせるのがよいと思います。

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子供と暮らす住居

まだ子供が小さいなら、実家に戻って三世帯同居をするのが一番好ましいと思っています。離婚で傷ついている子供に愛を注ぐ人は、多いほうがいいからです。また、まわりがにぎやかなほうが早く順応できます。出費も抑えられますし、仕事もしやすく、病気などのトラブルにも対応できるでしょう。

戻れない場合は賃貸を探すことになりますが、公的施設も検討してはどうでしょうか。母子生活支援施設という、安い料金や無料で借りられる施設もあり、大勢で生活するにしても個室が与えられます。東京都には37施設(17年時点)があります。地元の福祉施設に問い合わせてみてください。

公営住宅の優先入居措置をとっている自治体もあります。が、公営住宅は人気があるので、当選するまで時間がかかるケースが多いそうです。地域差があるので、役所に直接問い合わせてみてください。

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児童扶養手当

子供を引き取るにも収入がないという理由で離婚に悩んでる方は、この制度が現在の生活から脱出する少しの手助けになると思います。

児童扶養手当とは、子供が父と生計を共にしていないときに18歳の3月まで、または父が重度の障害がある児童に支給されます。平成18年の時点で、児童1人につき月額9850〜41710円、2人なら1人の手当額に5000円を可算した額、3人なら1人の手当額に8000円を加算した額になります。

ただし所得制限が厳しく、養育費の8割相当額も所得としてみなされます。そのためか、扶養親族を増やしたり、収入を調整したりして制限にかからないようしている人も多く、以前より対象者も増えてきてます。その後、手当支給から5年を過ぎると減額するよう改正されました。

この児童扶養手当は最大年間で約50万円も支給されるため、偽装離婚や収入のごまかし、養育費の金額偽証、内縁状態の隠蔽などのケースが増えてきています。再婚を踏みとどまる人もいるため、母子家庭に対し、母の就労・自立の促進の手助けを重視する方針に変わってきてます。

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その他の児童福祉制度

児童育成手当て : 

父子家庭と母子家庭が対象で、児童扶養手当と合わせてもらえます。国の制度ではないので、自治体によって実施していないところがあります。役所に問い合わせてみてください。東京都の場合は月額13500円で、父子家庭も対象のため、所得制限が緩めです。

ひとり親家庭医療助成 :

父子家庭と母子家庭が対象で、バラツキのある乳幼児医療助成制度よりも役に立ちます。一ヶ月ごとに一世帯の医療自己負担額が合算して1000円を超えた場合、その1000円を超えた金額を助成してくれます。

所得制限がありますが、親の医療費も含まれるうえ子供が18歳までなので、歯の治療費などに、助成が切れるまでに活用しておきましょう。

その他、JR通勤定期の福祉割引があります。これは児童扶養手当を受けている世帯の人が対象で、JRの通勤定期券を3割引で購入できます。

水道料金・下水道料金が免除される自治体もあります。他にも、就学助成制度などが自治体によって対象になりますので、積極的に問い合わせてみましょう。

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妊娠中の離婚

妊娠中は女性の感情も体型もさまざまに変化していきます。女性が母親になる準備をしていくのに対して、男性は戸惑うばかりです。

お腹の大きくなるパートナーを見て困ってしまう人もいるでしょう。男性は胎動や重みを感じることができないし、理解しようとしても、子供が生まれてくるまでは父親の実感がわかないようです。男性はいつまでたっても子供なので、妻が子供のものになってしまうようで寂しく、いろんな問題を怖がってしまうのです。

もし、そんな夫と妊娠中に離婚した場合、離婚して300日以内に生まれたら夫の戸籍に入ってしまいます。けれど、親権は母親になります。苗字が違ってしまうので、家庭裁判所に「子の氏の変更許可」の申し立てをしましょう。許可を得たら、許可書と入籍届を役所に提出します。

離婚後300日過ぎたら母親の戸籍に入るため、苗字も母親と同じです。生まれてきた子供の父親が離婚した夫なら、認知を受けましょう。

もし子供の父親が別の男性だった場合、夫の戸籍に入ってしまったら、夫のほうから「摘出否認の訴え」を、又は「親子関係不存在確認」の調停申し立てを行うことになります。

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両親が離婚した私の記憶

私が中学二年生の時、父親の借金が原因で両親が離婚しました。やさしい父親だったから私は好きでした。

でも、今思えば、一度も叱られたことがない、一緒に食事をしない父親で、家にいるときも休みの日も仕会話がありませんでした。

私たちに興味がなかったのだと思います。私もあまり父親を知らなかったから、人に聞かれると「父を好きだと思う」と答えていました。

その頃、母の名前を使っての勝手な借金、子供たちの定額貯金(お年玉やおこづかい)の解約、高利貸しへの借金、親族への借金、会社の借金などがあり、1億円を超えていたそうです。私は親族からの怒りや夜逃げのような転居、時期外れの転校などに混乱し、学生時代の記憶があまりありません。

悲嘆にくれる母親を軽蔑したこともあります。母親に対して、なぜ父を止めることができなかったのかと責めたこともあります。

時がたち、私が子供のいる母親になった今、あのとき、ひとり寂しい母を支えることできなかった幼い自分を悔やみました。でも母は、「いつも元気な子供たちがいたからがんばれ」と言ってくれます。

今は、当時15歳未満だった私に選択する余地を与えてくれた母親に感謝しています。

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